農家のさくらんぼ栽培記録 さくらんぼの花が満開!
丸末農業生産株式会社はトマト、りんごの他にさくらんぼを作っています。
今、丸末のさくらんぼ畑は、さくらんぼの花が満開です!
写真を撮った4月27日は満開一歩手前かな?
丸末のある青森県三戸町では桜の花が散り始めると、入れ替わるようにさくらんぼの花が咲き始めます。
桜や桃のピンク色と、さくらんぼの白い花が混在する景色はすばらしいですよ!
丸末のさくらんぼ畑のひとつは町の高台にあります。畑に至る道からは春霞のなかピンクと白と濃くなってきた緑の素晴らしい景色を見ることができます。
本当に、山、畑は気持ちがいい!
世間はゴールデンウィークですが、農家は休みませんよ!
おいしいさくらんぼをお届けするため、とても大切な時期を迎えています。
花が咲いたら授粉です
授粉のための蜂。
授粉は、蜂と人の共同作業。
さくらんぼは異なる品種の花粉がつかないと実がつきません。
そこで、人と蜂が協力して授粉を助けてあげるというわけです。
気になるのは「霜」
霜はさくらんぼの天敵なのです。
「5月に霜?」と思う方もいらっしゃることと思います。
私達だって、もう大丈夫だよね?って思います。
でも、先週あたりには最低気温が1℃まで下がりましたし、霜注意報が出ていました。気になります。
霜が降ると、花のめしべが凍ってしまいます。
めしべが凍るとさくらんぼの実がつかないのです。
最高気温はやっと関東以西に追いついてきて日中は暖かい青森県ですが、朝晩にはまだ暖房に火が入ることも珍しくありません。まだまだ気が抜けません。
順調であれば花が終われば実がつきます。
この時期にはさくらんぼの木に屋根をかけるんです。
この写真
この写真の上のほうに方に骨組みが見えると思います。
この骨組みにビニールの屋根をかけます。
さくらんぼの実は雨にあたると実が割れてしまうんですね。それを防ぐための屋根です。
なぜビニールの屋根?
さくらんぼの花が終わるといよいよ実がつきます。
実が育ち、きれいな赤い色がつくためにはやはり太陽の光が必要です。
だからビニールの屋根なんですね。
なぜ花が終わるまでは屋根をかけないの?
おいしいさくらんぼを作るためには水分がとても重要です。
年中、屋根をかけているとさくらんぼの木が十分な水分を得られません。
水分が不足すると実が太りませんし、十分な水分がないと土の状態も悪くなってしまいます。
だから、花が終わるまでは屋根をかけないのです。
毎年、屋根をかけたり外したり。おいしいさくらんぼを召し上がっていただくために農家は頑張っていますよ!
さくらんぼの収穫は6月の後半から始まります。
予約は5月の20日頃から受付開始です!ご予約お待ちしてます!
うれしい収穫の季節。
トマトの収穫が始まる時期と、さくらんぼの収穫の時期は重なるんですー!
忙しいぞー!
さくらんぼは育てる時だけでなく、収穫の時もデリケートで手間がかかる作物。
なんといっても保存がきかない。傷つきやすい。そして旬が短いから短期決戦。
収穫の時期には、朝早くからはじめ、遅くとも午前中にはその日出荷する分を収穫します。
収穫したら即日出荷。保存がきかないさくらんぼならではのサイクルです。
丸末農業生産株式会社
今年最初の忙しさのピークはまもなく到来です!