農家のトマト栽培記録「定植(ていしょく)」2016年4月19日
種まきから40日後の4月19日にトマトの定植をしました。
定植の目安は、「つぼみ」です。
この時期になると苗の背丈は30~40cm程度にまで成長しています。
そしてよく見てみると「つぼみ」を見つけることができます。
写真中央あたりの上向きの矢印みたいなものがつぼみです
つぼみができはじめたら定植のタイミング。
定植とは、今まで培地で育ってきたトマトを、今後11月に収穫が終わるまで生き続けるところに移植することです。
定植の作業の様子です。
決められた場所に培地ごと置いて、ギュッと押して安定させます。
露地栽培とくらべても作業自体はとてもシンプル。数が数だけに楽な仕事ではありませんけどね。
定植が終わった後の苗です。
ずいぶんと大きくなったのがお分かりいただけると思います。
違う角度から
こちらはミニトマトの苗
苗を挟むように黒いパイプのようなものが見えるでしょうか?
また、その外側の両脇にはシート状のものがありますよね?
丸末のトマト栽培は水耕栽培です。
水耕栽培は、文字通り常に水を必要とする栽培方法です。
この黒いパイプを通して、リン酸等の養分を含んだ水が供給されます。
でも定植から10日前後は、苗の様子を見ながら手で水やり(養分の入った水)をします。これを手灌水(てかんすい)といいます。ここまでは手がかかりますね。
手灌水の期間が過ぎると、苗の根元のシートを閉じて自動潅水に移行します。
ここまでくれば、ある程度は機械まかせにできるので、楽は楽です..ね。
しかしそれも一瞬。
花が咲き、花が終われば実がつきます。あっという間に収穫の時を迎えるのです!
定植が終わったトマトです。
広いハウスがトマトでいっぱいになりました。この眺めもなかなかのもの。
この苗が大きくなって、赤い実をつけることを想像してみてください。
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農家と話をして、農作業を体験するのは楽しいですよ!
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